あなたの誕生石は?
誕生石を何か身につけているとお守りになると言われています。あなたは自分の誕生石をご存知ですか?
1月生まれ 【ガーネット】 |
一般的なガーネットの色は、赤茶色。紅茶のような色と覚えてください。 しかし、ガーネットはいろいろな色と特徴を持った石です。 黒、緑、紫、褐色など採取された場所によっていろいろな色があります。 赤茶色以外で有名なのは『ロードライトガーネット』色はばら色で、 ばら【ROSE】から名付けられました。 また、『グリーンガーネット』も最近人気の色です。 |
2月生まれ 【アメジスト】 |
『アメシスト』とも呼ばれます。日本では昔、『紫水晶』とも呼ばれていました。 その名のとおり水晶系の透明度の高いキレイな紫色の石です。 古来から日本では紫色は高貴な色とされてきましたが、 本当にキレイなアメジストを見ていると確かにそんな雰囲気を感じたりします。 主な産地はブラジルやアフリカのザンビア、南米のウルグアイ、ロシアのウラル山脈などです。 |
3月生まれ 【アクアマリン、サンゴ】 |
3月の誕生石はなぜか2種類あります。3月生まれの人は欲張りなのでしょうか? アクアマリンとは【海の水】という意味。 その名のとおり、澄み切った南の国の海のように薄い水色が特徴です。 産出国としては、ブラジル、ナイジェリアなどです。 特に色が濃い目の水色のものは『サンタマリア・アフリカーナ』と呼ばれています。 同じ水色系のブルートパーズとよく似ているため、注意が必要です。 サンゴは石というよりも有機物、植物ですね。 その成分は炭酸カルシウム。 装飾用で最高のものは真っ赤な血のような赤色の『血赤サンゴ』です。 産地としては日本の高知も有名ですが、現在は台湾の海で採れたものが多いようです。 |
4月生まれ 【ダイヤモンド】 |
世の中の鉱物の中で最も硬い石。それがダイヤモンドです。 地中の中の炭素が長い時間と圧力によってダイヤモンドという鉱物が作られます。 しかし原石自体は決してキレイな石ではありません。 原石をカットして磨きをかけて初めて透明感を持つ美しい石へと変化します。 婚約指輪からファッションリング、プチネックレス、ペンダント、イヤリング、ピアスなど 現在の日本でダイヤモンドほど愛され製品化されている石はないでしょう。 その魅力は、 1)透明感。 万物の中でもっとも高い屈折率2.417をもち、この屈折率が高いほど 光が通過する際にあちこちに反射をして輝きを放射します。 だからダイヤはよく輝くのです。 2)国際的な4Cという基準。 皆さんも耳にしたことがあると思いますが、 ダイヤの場合は全国的に4つのCでそのダイヤの価値を決めています。(Carat,Clarity,Colour,Cut) これは通常の色石にはない基準であり、これのおかげで全世界的に石の基準が統一されています。 3)カラーダイヤモンド ダイヤは無色透明なだけではありません。 イエロー、ブラウン、ピンク、ブルー、ブラックなどの色が存在します。 特にイエローは近年、ベリーライトイエローやファンシーイエローなど淡い黄色が人気を集めています。 ピンクダイヤもオーストラリアのアーガイル社によって採掘されて以来、その希少性から人気となっています。 またブルーダイヤには天然モノと処理モノの2種類があります。 天然のブルーダイヤは淡い水色で本当に数が少なく製品も多くはありません。 しかし処理石であるブルーダイヤは天然石に放射線をかけて焼き深みのある水色に変化させています。 最近のカラーダイヤ人気の中でカジュアルに装うにはなくてはならない色となっています。 |
5月生まれ 【エメラルド、ヒスイ】 |
新緑の深い緑色を思わせるのが5月の誕生石です。 エメラルドは5大宝石の中にも入るぐらい有名な石です。 あの有名なクレオパトラが愛してやまなかったのがこのエメラルドだと言われています。 最高級と言われるエメラルドは南米のコロンビア産が有名です。 最も良い色とされるのは深みのある緑でなおかつ透明感にすぐれたもの。 なお、透明感のあるエメラルドは石の中に石層が見られます。 もちろん全然石層のないものが最高級ですが、価格もそれなりに。 エメラルドの場合は石層があって当たり前と考えていただいたほうがよいと思います。 衝撃に弱い石ですのでぶつけたりするのには十分注意してくださいネ。 また超音波洗浄も避けていただいたほうが無難です。 ヒスイは漢字で書くと『翡翠』。 その意味は、緑色の羽を持つカワセミという鳥の意味だと言われています。 翡翠の『翡』は赤色を、『翠』は緑色を意味します。古来中国や日本で最も愛された石です。 古墳からヒスイで出来た勾玉(まがたま)が発掘されたように、古代より装飾品として愛用されていました。 ヒスイには2種類あるのでご注意を。 一つはジェダイト(硬玉、こうぎょく)と呼ばれ日本でいうヒスイとはこのジェダイトのことです。 産出量も少なく希少性があります。 もう一つは、ネフライト(軟玉、なんぎょく)、こちらは産出量も多く美しさや財産的な価値はジェダイトよりも 落ちます。中国などのお土産で値打ちにヒスイを買ってきた、と言う場合は ネフライトのこともありますので注意が必要です。 産出地として有名なのはミャンマー。 色としてはやはり緑色が有名ですが、ラベンダー色のラベンダーヒスイも人気の石です。 |
6月生まれ 【真珠、ムーンストーン】 |
6月生まれの誕生石、有名なのはやはり真珠です。 真珠は厳密には石ではありませんが、その上品なツヤなどから 日本人にはきっても切れない関係の宝石となっています。 冠婚葬祭などで使用するパールのネックレス。 あの真珠は和珠(わだま)と呼び、アコヤ貝から採れます。 大きさ的には6ミリぐらいから10ミリ以下までが一般的です。1 0ミリ以上の和珠もありますが、価格も高額です。 大きな珠でネックレスになっているものは主に南洋パールと呼ばれ、 白いものは白蝶貝、黒いものは黒蝶貝から採れます。 真珠を選ぶ時のポイントは、まずその大きさ。 なんと言っても珠の大きなもののほうが先々使い道があります。 次にその珠のテリ。 離れて見てもつやつやと輝いているものが最高です。 そして次に真珠層の巻の厚さ。 これは素人の方には分かりにくいのでお店でよく尋ねてください。 ただ、一般的に巻の厚いものほどテリは良いです。 ムーンストーンも6月の誕生石。 こちらもパールのように乳白色をした不透明な石です。 まさに月をイメージさせるようなロマンティックで神秘的な石。 大き目の石を使った商品よりも小さ目の石を使ってピアスやファッションリングに加工した製品が主流です。 |
7月生まれ 【ルビー】 |
出ました!宝石の中で最も人気の高いルビーです。 主な産地はミャンマー、タイ、スリランカなどがあります。 最高級と言われる『ピジョン・ブラッド(鳩の血の色)』はミャンマー産のルビーの事です。 ただし、赤の色が深すぎるので日本人には色が濃すぎると言う意見もあります。 ミャンマー産の特徴は赤身が強いと覚えて置いてください。 逆にピンクっぽい赤色が多いのはタイやスリランカ産のもの。 ピンク調のルビーには可愛らしさもあるのでファッションリングなどにはむしろこの方がきれいです。 石の硬度も高く普段使いには適した石です。 ルビーの好きな人は情熱的な人が多いとか...。本当ですかね? |
8月生まれ 【ペリドット、縞(しま)メノウ】 |
ペリドットは黄緑色(オリーブ・グリーン)をした透明な半貴石です。 昔ヨーロッパではその淡い色を指して『イブニング・エメラルド』とも呼ばれていました。 なんともロマンティックな呼び名ですね。 有名な産地としてはミャンマーやノルウエイ、アメリカのアリゾナなど。 吸い込まれそうな透明感と淡い黄緑色が魅力です。 ファッションリングなどにも良く使われますが、 希少性の高い石ではなく価格も手ごろなので、大き目の石を狙うのもいいかも? 縞メノウは以前は8月の誕生石の代表格でしたが、 昨今は地味と言う印象が強くお店にも製品としては少量となっています。 朱色を中心とした不透明な石に白い縞が入っているのが特徴で、 カボッションカットと呼ばれるお山のようなカットが施されているのが一般的です。 『おばあさんに貰ったけれど何の石?』と尋ねられる事が多いです。 |
9月生まれ 【サファイア】 |
これも人気の高い石です。 鉱物的な組成はルビーとまったく一緒で産地も同じです。ルビーの親戚とも言えます。 色はルビーと同じく深みのある濃いブルーのもが最高とされています。 ただし、これはブルーサファイアに関してです。 サファイアもいろんな色を持つ石で、ピンクサファイア、オレンジサファイア、イエローサファイア、 パパラチアサファイアなどと言ったものがあります。 ブルー以外のサファイアで最高級と呼ばれるものは『パパラチア・サファイア』。 これはスリランカのみで採集される石でキレイな淡いピンク色をしています。 現在では産出されないので希少性としては高くなる一方です。 |
10月生まれ 【オパール、トルマリン】 |
この月も欲張りな月。有名な宝石が2つも入っています。 オパールは主な産地はオーストラリア。ホワイトオパール、ブラックオパール、 ボルダ-オパール、ファイアーオパール、ウオーターオパールなどの種類があります。 ホワイトは文字通り乳白色をしたもの。 ブラックは黒緑っぽい中にオレンジや赤の斑(ふ)が入っています。 ボルダ-は石を裏から見たときに母岩が張り付いているもの。 というか母岩の上にオパール層が堆積したものです。 ファイアーは全体に赤みが強いもの。 ウオーターは透明に近いものを言います。 最高級なのはやはりブラックオパール。 オパールの特徴として一つの石の中で何色もの色が表れる(遊色効果)というのがありますが、 これが顕著なのがブラックオパールです。 最高級品は、黒っぽい石の中で見る角度によって、 赤、オレンジ、青、緑、黄色が謎を秘めたように輝きます。 トルマリンは、これもいろんな色をもつ魅力的な石。 半貴石のブームにより一般に注目されるようになりました。代表的なのはグリーントルマリン。 エメラルドともペリドットとも違う独特な深緑色をしています。 ファッションリングなどにはちょっと薄めのピンクトルマリンも人気です。 トルマリンの場合、虹のような7色を揃えることも可能で、 7色のトルマリンを集めて並べたブレスレットなども商品としてはあります。 ただ、昨今人気のあるトルマリンは『パライバトルマリン』。 ブラジルのパライバ鉱山で採れる鮮やかな青緑色です。 ものすごく鮮やかな色ですので一度お店で見られることをお勧めします。 |
11月生まれ 【トパーズ】 |
11月の誕生石は美しい黄色が代表色のトパーズ。 よく同じ色のシトリンと間違えられますがシトリンは黄水晶、トパーズは半貴石という分類に分かれます。 違いは硬度。水晶系は硬度7なのに対し、半貴石のトパーズはそれより硬い硬度8。 最も目で見た時の違いはないので注意が必要です。 よく『シトリントパーズ』と言う呼び方もされますが、シトリンとトパーズは別物ですのでお間違えなく。 トパーズもいろいろな色があるのが特徴です。 ピンクトパーズ、イエロートパーズ、ブルートパーズ、また無色のトパーズも存在します。 特に『インペリアル(皇帝)トパーズ』と呼ばれる最高級の黄色は高い評価を受けています。 使用上の注意点としては、トパーズは熱を受けると変色する性質を持ちます。 光を浴びつづけると退色していくこともあるのでお気を付け下さい。 |
12月生まれ 【トルコ石、ラピスラズリ】 |
12月生まれの方の誕生石であるトルコ石。 主な産出地はイラン、中国、アメリカのアリゾナなどです。品質的にすぐれているのはイラン産。 すっきりと晴れた青空を連想させるようなスカイブルーが魅力です。 ではなぜトルコ石と呼ばれるのでしょう? それはイランで産出されトルコを経由してヨーロッパへと輸出されたために、 原産地でもないのにトルコ石と呼ばれるようになったとの説が有力です。 別名で『ターコイス』と呼ばれる事もありますが語源は同じです。 トルコ石の粉末を練って固めた再生のトルコ石も出回っているようですから、購入の際にはご注意を。 ラピスラズリもトルコ石と同じく不透明な石ですが、 色は濃紺というか群青色と言うか、深みのある青色です。 古来の日本では『瑠璃(るり)』と呼ばれていました。 仏教徒にとっても特別な意味を持つ石としても知られ、極楽浄土を飾る七宝のひとつとして数えられています。 最近では幸運を招く石として通信販売などによく取り上げられますが、 そのような意味合いは特には無いようです。 |